今回は、Python3による簡単なコマンドライン電卓プログラムを作っていきます。
プラスとかマイナスとかの演算子 、if文、関数、ユーザー入力の処理を使って、電卓を作ります。
なお、にPython 3がインストールされ、マシン上にプログラミング環境が構築されている前提で解説していきます。
この記事もチェック:Pythonの論理演算子の記号やif文での使い方を解説する
ユーザーからの入力を受け付ける
ユーザーからの入力を受け入れるために、Pythonのinput()関数を使用します。
今回は、2つの数字を入力させるので、2つの数字を入力させるプロンプトを表示させるプログラムを作成します。
num_1 = input('Enter your first number: ')
num_2 = input('Enter your second number: ')
結果は、以下の通りになります。
Enter your first number:10
Enter your second number:5
2,演算子を使って電卓っぽくする
では、電卓のプログラムに加算、乗算、除算、減算などの演算子を追加してみましょう。
num_1 = int(input('Enter your first number: '))
num_2 = int(input('Enter your second number: '))
# 足し算
print('{} + {} = '.format(num_1, num_2))
print(num_1+num_2)
# 引き算
print('{} - {} = '.format(num_1, num_2))
print(num_1-num_2)
# 掛け算
print('{} * {} = '.format(num_1, num_2))
print(num_1*num_2)
# 割り算
print('{} / {} = '.format(num_1, num_2))
print(num_1/num_2)
文字列の途中にformat関数がありますが、これは文字列の中に変数を入れることが出来る関数です。
結果は、以下の通りになります。
Enter your first number:15
Enter your second number:10
15 + 10 =
25
15 - 10 =
05
15 * 10 =
150
15 / 10 =
1.5
上記の例では、 num_1
を 15
と入力し、num_2
を 10
と入力するとすぐに、電卓のすべての操作が実行されていることがわかります。
もし、一度に一つの操作しかできないようにしたい場合は、条件文を用いて、電卓のプログラム全体をユーザの選択によって挙動が変わるように必要があります。
ユーザーの選択で電卓の計算を変えるためにのif文を加える
そこで、まずはプログラムの先頭に、何を選択するのかをユーザーに理解してもらうために、選択肢とともに情報を追加することにします。
choice = input('''
電卓で計算をしたい演算を入力してください:
+ 足し算
- 引き算
* 掛け算
/ 割り算
''')
num_1 = int(input('Enter your first number: '))
num_2 = int(input('Enter your second number: '))
if choice =='+':
print('{} + {} = '. format(num_1, num_2))
print(num_1 + num_2)
elif choice =='-':
print('{} - {} = '. format(num_1, num_2))
print(num_1 - num_2)
elif choice =='*':
print('{} * {} = '. format(num_1, num_2))
print(num_1 * num_2)
elif choice =='/':
print('{} / {} = '. format(num_1, num_2))
print(num_1 / num_2)
else:
print('入力した演算子が適切ではありません')
結果は、以下の通りになります。
電卓で計算をしたい演算を入力してください:
+ 足し算
- 引き算
* 掛け算
/ 割り算
*
Please enter the first number:10
Please enter the second number:40
10 * 40 =
400