イントロダクション
この記事では、Pythonで配列を表示する方法について学びます。
本題に入る前に、Pythonの配列について少し知っておきましょう。
Python 配列
配列は、同じ型のデータ要素を同じ名前で集めたものです。
Pythonでは、リストまたはNumPyモジュールを使用して配列を実装することができます。
NumPyモジュールは ndarray(NumPy Array)という型の配列を提供します。
さらに、配列は多次元にすることができます。
ご存知のように、多次元配列の最も単純な形は2次元配列です。
したがって、この記事では、2次元配列と同様に1次元配列も扱う予定です。
この記事もチェック:NumPyでランダムサンプリング|配列を2次元や範囲指定でランダムに抽出する方法
Pythonで配列を表示する方法
さて、Pythonで1次元と2次元の配列を表示する方法をいくつか見てみましょう。
注:これらの配列はリストを使って実装されます。
print() メソッドによる直接印刷
Pythonのprint()`メソッドに、出力したい値を含む配列(リスト)の名前を直接渡すと、同じ値を出力することができます。
しかし、この場合、配列はリスト形式、すなわち、括弧とカンマで区切られた値で印刷されます。
arr = [2,4,5,7,9]
arr_2d = [[1,2],[3,4]]
print("The Array is: ", arr) #printing the array
print("The 2D-Array is: ", arr_2d) #printing the 2D-Array
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出力されます。
The Array is: [2, 4, 5, 7, 9]
The 2D-Array is: [[1, 2], [3, 4]]
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ここで、arr は1次元の配列です。
一方、arr_2d は2次元の配列です。
それぞれの名前を print() メソッドに直接渡すと、リストとリストのリストの形式で表示されます。
Pythonでforループを使う
Pythonでは、forループを使ってすべての要素を走査することによっても、配列を表示することができます。
その方法を見てみましょう。
arr = [2,4,5,7,9]
arr_2d = [[1,2],[3,4]]
#printing the arrayprint("The Array is : ")
for i in arr:
print(i, end = ' ')
#printing the 2D-Arrayprint(")
for i in arr_2d:
for j in i:
print(j, end=" ")
print()
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結果は以下の通りです。
出力:
The Array is :
2 4 5 7 9
The 2D-Array is:
1 2
3 4
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上記のコードでは、forループを使って1次元と2次元の配列の要素を走査し、対応する要素を希望の形式で表示しています。
PythonでNumPyの配列を表示する方法
前述したように、PythonではNumPyモジュールを使って配列の実装を行うこともできます。
このモジュールには、同じ型の値を保持することができる定義済みの配列クラスが付属しています。
このNumPyの配列は多次元にすることも可能です。
それでは、Pythonで1次元と2次元のNumPy配列をどのように表示するか見てみましょう。
print() メソッドの使用
リストで実装された配列の場合と同様に、NumPyの配列名を直接 print() メソッドに渡して配列を表示させることができます。
import numpy as np
arr_2d = np.array([[21,43],[22,55],[53,86]])
arr = np.array([1,2,3,4])
print("Numpy array is: ", arr) #printing the 1d numpy array
print("Numpy 2D-array is: ", arr_2d) #printing the 2d numpy array
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結果は以下の通りです。
出力:
Numpy array is: [1 2 3 4]
Numpy 2D-array is: [[21 43]
[22 55]
[53 86]]
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ここで、arr と arr_2d はそれぞれ1次元と2次元のNumPyの配列です。
それらの名前を print() メソッドに渡すと、両方が表示されます。
注意:今回も、配列は括弧付きの NumPy 配列の形式で表示されます。
この記事もチェック:Numpyとvstackメソッドを使って1次元配列を多次元配列に結合する方法
forループの使用
繰り返しになりますが、Pythonではループ構造を用いてNumPyの配列を走査することができます。
そうすることで、配列の各要素にアクセスし、同じものを表示することができます。
これは、Pythonで配列を表示するもう一つの方法です。
以下の例をよく見てください。
import numpy as np
arr = np.array([11,22,33,44])
arr_2d = np.array([[90,20],[76,45],[44,87],[73,81]])
#printing the numpy arrayprint("The Numpy Array is : ")
for i in arr:
print(i, end = ' ')
#printing the numpy 2D-Arrayprint(")
for i in arr_2d:
for j in i:
print(j, end=" ")
print()
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結果は以下の通りです。
The Numpy Array is :
11 22 33 44
The Numpy 2D-Array is:
90 20
76 45
44 87
73 81
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ここでも、1次元と2次元の配列の要素に個別にアクセスすることで、NumPyの配列要素を私たちの望む方法で(括弧なしで)出力しています。
この記事もチェック:Pythonの配列をNumpyやforループを使って初期化する3つの方法
まとめ
この記事では、Pythonで配列を表示する方法について学びました。
このトピックを明確に理解していただけたと思います。
このトピックに関する更なる質問については、コメント欄でお気軽にお尋ねください。