Pythonではコロン(:)が非常に重要です。
Pythonのコロンは、関数の宣言、データの取得、配列のインデックス付けなど、複数の関数で使用されます。
以下、関数とコロンの使い方について、さらに詳しく説明しましょう。
コロン(:)の機能
- コロンはインデントされたブロックを表現するために使われます。
- また、データの取得や範囲や配列のインデックスを指定する場合にも使用されます。
- コロンのもう一つの主な用途はスライスです。スライスでは、プログラマーは開始インデックスと終了インデックスを指定し、それらをコロンで区切りますが、これはスライスの一般的な構文です。
- コロンは辞書のキーを識別するために使われる。
Pythonのコロンの使い方は他にもたくさんありますが、ここでは実際に以下のような関数を使うことにします。
Pythonにおけるコロンの種類
- コロン(:)
- ダブルコロン(:)
Python でコロンを使ってインデントを行う
以下の例でわかるように、ある行でコロンを使った瞬間に、次の行が自動的にインデントされます。
>>> a = 20
>>> if a > 10:
print("20 is greater than 10")
else:
print("20 is less than 10")
Output20 is greater than 10
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文字列のコロン(:)をスライスに使用する
スライスにおけるコロン演算子の機能には、特定の範囲をインデックス化することと、コロン演算子を使って出力を表示することが含まれます。
>>> a = "AskPython"
>>> print(a[2:8])
kPytho |
インデックスの右側でコロンを使用すると、そのインデックス以降が出力として表示されます。
この場合、コードに記述されたインデックスは表示されません。
>>> a = "AskPython"
>>> print(a[3:])
Python |
インデックスの左側にコロンを付けると、そのインデックスより前のものを出力として表示します。
これは、コードで言及されているそのインデックスも表示します。
>>> a = "AskPython"
>>> print(a[:7])
AskPyth |
ネガティブインデックス : コロン演算子を使って、文字列の末尾からインデックスをスライスします。
>>> a = "AskPython"
>>> print(a[-5:-2])
yth |
コロン(:)を使って特定のリスト要素にアクセスする
リストの特定の要素へのアクセスは、上記の文字列のスライスと同様の方法で行われます。
インデックス範囲とコロン演算子を使って、特定の単語や要素のセットを表示します。
以下の例を見て、理解を深めてください。
>>> list = ["Python","C","Java","Mysql","PHP","Ruby","HTML"]
>>> print(list[2:6])
['Java','Mysql','PHP','Ruby']
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>>> list = ["Python","C","Java","Mysql","PHP","Ruby","HTML"]
>>> print(list[:5])
['Python','C','Java','Mysql','PHP']
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>>> list = ["Python","C","Java","Mysql","PHP","Ruby","HTML"]
>>> print(list[2:])
['Java','Mysql','PHP','Ruby','HTML']
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コロン演算子は、リスト内の特定の要素を既存の要素に置き換えるために使用することもできます。
>>> list = ["Python","C","Java","Mysql","PHP","Ruby","HTML"]
>>> list[2:4]=["c++","Kotlin"]
print(list)
['Python','C','C++','Kotlin','PHP','Ruby','HTML']
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この記事もチェック:Pythonのリストで要素のインデックスを取得する方法3つ
コロンで辞書のキーを識別する
辞書はキー:値という形式で表示されます。
>>> dict = {
"StudentName" : "ABC",
"StudentAge" : "21",
"Course" : "ComputerScience"
}
>>> print(dict)
{'StudentName': 'ABC', 'StudentAge': '21', 'Course': 'ComputerScience'}
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Pythonにおけるダブルコロン(::)
Pythonのダブルコロン(::)は、複数軸の要素のジャンプに使用されます。
また、スライス演算子でもあります。
配列の各項目はダブルコロンでスライスされます。
例えば、「Ask python」という文字列を例に、スライス演算子を使って操作してみることにします。
同じ列のインデックス番号を指定して変数を初期化した後、:を使います。
>>> string = "Ask Python"[5::]
>>> print(string)
ython |
このダブルコロンがフラグの値を区切るのに使われます。
プログラマーがフラグの値を指定しない場合、インタープリターはそのデフォルト値を使用します。
ダブルコロンによるスライス演算子の構文は、[Start : Stop : Steps]です。
Start(スライス開始位置の番号)、Stop(スライス停止位置の番号)、Steps(スライスに要するジャンプ回数)の3つのフラグがあり、これらはすべて整数値です。
>>> string = "What's up AskPython"[0:19:2]
>>> print(string)
Wa' pAkyhn |
上記のコードでは、実行後、インタープリタはインデックス0からインデックス19まで、2文字おきに表示しました。
このコードは、ダブルコロン :: 演算子を使うことでショートカットにすることができます。
>>> string="What's up AskPython"[::2]
>>> print(string)
Wa' pAkyhn |
インデックス番号の前に :: 演算子を使っても、同じ出力が得られます。
まとめ
Pythonのコロンの使い方を理解することで、辞書や関数などの学習が容易になります。
今後のチュートリアルにご期待ください。