今回は、TkinterのMessageboxウィジェットとRadiobuttonウィジェットについて見ていきます。
tkinterパッケージ(”Tk interface”)は、Tk GUIツールキットに対するPythonの標準的なインタフェースです。
Pythonアプリケーションのユーザインタフェースを改善するだけでなく、内蔵パッケージから使用できるウィジェットを多数提供します。
Tkinter messagebox とは?
メッセージボックスはアプリケーションの重要なコンポーネントであり、ユーザにコードの状態を伝えることができます。
基本的には、コーディング中のミスや成功をコーダーに知らせます。
メッセージボックスは、多くの組み込み関数を使って、この機能を提供します。
これらの関数のいくつかは、showinfo、showwarning、showerror、askquestion、askokcancel、askyesno、askretryignoreです。
Tkinterのメッセージボックスの基礎知識
まず、tkinterモジュールをインポートし、さらにmessagebox関数をインポートします。
そして、Tk()を使ってウィンドウ(フレーム)を指定し、root
という名前をつけます。
from tkinter import *
from tkinter import messagebox
root = Tk()
|
そして、root
オブジェクトに geometry()
をインスタンス化して、フレームの寸法を指定します。
root.geometry( "400x400+120+120" )
root.mainloop() |
そして、Tkinter の Button() ウィジェットで b
という名前のボタンを定義します。
そして、pack()
を使って、フレームのジオメトリにウィジェットを配置します。
def call_me():
messagebox.showinfo( "Success" , "Welcome to our tutorial" )
b = Button(root,text = "Click here" ,command = call_me)
b.pack() |
完全なコードは以下の通りです。
from tkinter import *
from tkinter import messagebox
def call_me():
messagebox.showinfo( "Success" , "Welcome to our tutorial" )
root = Tk()
b = Button(root,text = "Click here" ,command = call_me)
b.pack() root.geometry( "400x400+120+120" )
root.mainloop() |
出力は以下のようになります。
つまり、「ここをクリック」ボタンをクリックすると、「Success」というアラートボックスが「Welcome to our tutorial」というメッセージとともに表示されます。
このボックスは、”Ok “ボタンをクリックすると消えます。
from tkinter import *
root = Tk()
r1 = Radiobutton(root, text = "Yes" , value = 1 )
r2 = Radiobutton(root, text = "No" , value = 2 )
r1.pack() r2.pack() root.geometry( "300x300+120+120" )
root.mainloop() |
Tkinter Radiobuttons
ラジオボタンは、与えられた複数の選択肢の中からいくつかを選択するために使われるtkinterのウィジェットです。
この記事もチェック:TkinterのScaleウィジェットの使い方を解説する
なぜラジオボタンを使う必要があるのでしょうか?
- 2回クリックするより1回クリックした方が早いので、ユーザーにとって高速です。一般的なクリックは1.2秒から2.4秒かかります。
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- クリックすることなく、コントロールのセルフドキュメンテーションをより良くします。
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- タッチインターフェースでは、ドロップダウンリストを操作するよりも、ラジオボタンをタップする方が簡単です。
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- すべての選択肢を一緒に提供できる (アクセシビリティの観点から)
シンプルなラジオボタンの作成
ラジオボタンを作成するために、pythonのtkinterモジュールを使用します。
そのコーディングを見てみましょう。
上記のコードでは、まず tkinter
モジュールをインポートし、Tk()
を使って tkinter フレームを初期化します。
このフレーム root
内に、フレーム名、テキスト、値などのパラメータを受け取る Radiobutton()
関数を使用して、2つのラジオボタンを作成します。
そして、pack()
関数を使って、このウィジェットを行と列に並べます。
上記のコードスニペットの出力は、以下のようになります。
この記事もチェック:Tkinterのテキストウィジェットとスクロールバーの使い方を解説する
まとめ
以上でTkinterのメッセージボックスとラジオボタンに関するチュートリアルを終了します。
Tkinterのモジュールは膨大なものですが、私たちはみなさんが理解しやすいようなものにしたいと考えています。
Tkinterチュートリアルのページでもっと勉強してください。